思い出すには遅すぎる。 [短歌。]
君がこの季節を好んでいたことなんてもう、
これっぽっちも覚えてなんかないんだから。
「不意に泣けてくるようになる 慣れちゃえば夕立に似たものと割り切り」
進む先に何があろうと。 [雑言。]
止まらずに進むことの難しさは
今にならなければ分からない。
若い頃はずっと前を目指せるなんて思っていたし、
止まりたければいつだって止まれるなんて鷹をくくっていた。
止まることの難しさすら、
知らずにいたからね。
分かれ道はまだ先。 [短歌。]
それで満足するわけはないけれど、
諦めるタイミングも大切。
常に満たされていない方がハングリー精神が湧くなんていうのは、
取って付けたような言い訳だけれどね。
「まだ今日も心の準備は出来ていない 挑む覚悟も失う覚悟も」
過大評価に成れぬよう。 [雑言。]
何かを得たときに失ったものなんてきっと、
私の人生の中ではそのくらいの重要度であったのだろうと思う。
「それを失ってまで欲しいものだったのか」と責める言葉はあるけれど、
それって結局、
思い出補正のようなものだと思うのよね。
いくつもの可能性を同時に考える能力なんてないんだから、
せめて今手にしているものを、
大切にしていたらいいと思うだけなんだ。
私の人生の中ではそのくらいの重要度であったのだろうと思う。
「それを失ってまで欲しいものだったのか」と責める言葉はあるけれど、
それって結局、
思い出補正のようなものだと思うのよね。
いくつもの可能性を同時に考える能力なんてないんだから、
せめて今手にしているものを、
大切にしていたらいいと思うだけなんだ。