愛を叫べ。

言えることと言えないこと。

あなたに対しては両方あるんだった。

あと、言わせてもらえないことも。

抱きしめたい。

秋も深くなって冬の入り口。

手を暖めてほしいのはどうにか我慢するから、

せめて、

一瞬でいいから君の身体を暖めさせて。

回る世界と止まった時間。

酔っているのは何にだったのかね。
酔うほど酒は飲んでいないし、
勿論自分になんかでもない。
そうだなあ、
できることなら、あなたの愛に酔いたかったねぇ。

「叶わない願いだったと知っている　知っているからこそ夢を見て」

それはあまりにも離れて。

いつまでも続くようにと願っていたから、

言えないことがたくさんあった。

終わってしまった今、

それらは本当に言えなくなってしまったけれど。

そして決意は固かった。

闇に紛れて繋いだ手を、
離すまいと思ったあの日に、
私の心はもう、決まっていたんだね。
優柔不断だと自虐することで、
カモフラージュしていたくせに。

仕舞いこんだら戻せないから。

思い出を語るにはまだ日が浅すぎる。

いつになればいいのかなんて答えはないけれど、

そうやってのらりくらり、

君を過去にすることを避けている。

現在形のつもりで、恋が続くように。