熟慮の末。

ただ、時間が過ぎるのを待っている。

何もできずに、何もせずに。

それが、今選択した行動なのだから。

術は誰から学んだか。

痛みは悲しみを忘れさせる。

一瞬の気休めではあるけれど、

そして解決とは到底言えないけれど。

それでもやりきれないほどの時は

痛みを思い出すといい。

それが私の学んだ処世術ではあるけれど、

常に心が痛んでいるという大前提には、

くれぐれも目をつぶるように。

心して聞け。

もう当たり前になってしまった苛立たしさは、

誰かに話すと改めて痛感してしまう。

だから愚痴らないようにしようと

日々思いながら行動するのだけれど、

結局はそんなもの理想でしかないよね。

私の決意なんかより、

よっぽど苛立たしさのほうが勝っているんだ。

矛先は向けるべき方に。

当たり前のようになってしまったけれど、
到底許せることじゃない。
毎日がそんなことの連続で、
面倒くさくて遣り過ごしてしまっているそれらに、
そしてそんな私自身にも憤る。
けれど勿論ご承知の通り、
それはあんたを許容しているわけではない。
覚えておけ。

変え難い思いに。

この痛みが幻であるなら、
記憶なんて消えてしまっても構わない。
痛みの原因である、あなたの記憶を除いては。

それゆえに、拒否も考え。

するべき事としたい事は違うけれど、

しなければならない事とやりたくない事は、

大抵同じってのがね。

「人生の選択権は何処にある？ 無くしたままでは心許なく」

あの日君が言っていたこと。

タイミングより大切なことは、多分きっとたくさんある。

けれど、

タイミングほど重要なものは、

そうそうないと思うんだ。

こと恋愛に関しては。