哀悼。

愛は永遠に変わらず、

それは心に生き続ける。

当たり前のことだと、君から教わった。

思え。そして考えろ。

いろいろと思い悩む。
けれどそんなのは今に始まったことじゃなく、
終わりがあるわけでもない。

分かっていたろう？
現状がどうこうではなく、それはデフォルトなんだと。

見えない悪意。

他愛がないなんて笑い飛ばせない。
現状はいつだってギリギリで、
誰かの悪意の上で苦しんでいる。

「突き放す　どうかこのまま讒謗が私のもとに帰らぬように」

潜む暗闇の影。

結局モヤモヤなんて取れないままだし、
事態はどちらかというと悪化している。

「思い切り踏み切ったその跳躍は　泥の上への着地のようで」

それから。

いろいろ状況も変わって、日々をやり過ごす。
正しいか正しくないかは分からないし、
これからどうなるのかも到底読めないけれど。

流れるままでもなく。

ターニングポイントなんて呆気ないもので、

こんな風にあっさりと生活は変わってしまう。

変わらせた君には、

到底感謝なんてしないけれど。

利点はない。

向き合う価値もない。

そんな相手とも向き合うのが大人のデメリットなのかね。

その想いに名前を付けろ。

何かに耐えながら生み出した感情は、

所詮その何かを思い出すツールでしかない。

愛情は、切ない想いを。

憎しみは、虐げられた過去を。

責任転嫁ではない。

いまだにこんな状態なのを嘆く反面、

全力の自己防衛で「仕方ない」と言い切れる自分もいる。

試しに、

君がこの立場ならもっと上手くやれるのかよ、

とでも言いたい。言ってやりたいんだ。

けれど思い出そうとすることは、ままある。

あの日の肌の温もりは、もう思い出せない。

時が経ちすぎたせいもあるし、

倫理的な理由もあるし。

「約束をせずとも会えたあの頃は 今よりずっと適当な日々」